赤ちゃんは五感を使って育つ、大人はどうだろう

先日世田谷区の両親学級に行ったことをブログに書きましたが、(→こちら:行ってよかった、世田谷区の両親学級)その中で臨床心理士の先生が「五感で育てる」ということをおっしゃっていて、それが自分にはとってもしっくりました。

 

視覚:お父さん・お母さんをじーっと見つめる

聴覚:お父さん・お母さんの声をお腹の中にいる時から聞く

嗅覚:お父さん・お母さんの匂い

味覚:母乳の味

触覚:お父さん・お母さんの感触

 

赤ちゃんはこの5つ全部をたくさん使って、コミュニケーションを取ろうとしている。成長しようとしている。

 

これって、大人でも一緒のことなんですよね。

五感をおろそかにすることや、何かが過多になっているときは、全体としての本来の能力が阻害されたり、広がりが制限されてしまうような気がしています。

一つの感覚ばかりに頼っていませんか

 

パソコンやスマホに長時間熱中しすぎている、食事をおろそかにする、触れる感覚に意識がむいていない、、などなど、、、

またその感覚を表現する語彙を持てていないという人もいます。

 

一つの感覚に集中しすぎると、他の感覚が遮断されてしまっているケースはたくさん見受けられます。

 

何気なくやってしまっていることを、「何を見ているか」「何を聞いているか」「何を味わっているか」「何を嗅いでいるか」「何を触っているか」、今なにを行っているのかを意識してみる。

 

そんな単純なことだけでも、今まで惰性で グワッ と入り込んでしまっていたり、使っていることを意識していなかったことなどに対して、また自分の身の回りに起こっている事柄にたいして、いかに自分が一つの感覚でしか対処していなかったのかと気づくきっかけになります。

 

便利を求めた僕たちはその道具を手に入れました。しかしながらいつからか、その道具に縛られすぎてしまっているのかもしれません。

 

まだ自分の力ではできることが限られている赤ちゃんから学ぶことって、本当に多そうですね!

 

ではまた

べぇ

 

それではまた

森部高史

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ABOUTこの記事をかいた人

株式会社 Pono Life(ポノライフ)代表取締役 / Kukuna Body主宰。 「人生の節目に出逢うセラピスト」として多くの方の人生の転機に立ち会う。中高一貫校の英語科教員、部活動顧問を経て、アメリカの大学院に進学しアスレティックトレーナー(ATC)に。アメリカの様々な地域の大学でフルタイムスタッフとして勤務し、2012年帰国。【からだはこころのいれものだから】という考えを大切に、身体と心のバランスを大切にするボディーワーク、ロルフィングを中心に日々クライアントが自分軸で生き、自分自身の人生に彩りを添えていく為のお手伝いをしている。オフィスは麻布十番。2015年より一女の父。