猫背が嫌なことと、猫背だと周りに思われていることには嫌には大きな違い

 

毎日生きていく中で色々なことを判断していかなければならず、時にそれは自分の本意ではないことを行っていかなければならないこともありますよね。

 

本当は自分の気持ちに正直にいられることが一番だけれど、そう振る舞える人はあまり多くはないと思います。

 

「いや、自分は自分の気持ちに正直に常に生きているよ」という方はそれは大切にしてください。

ただ、中にはなかなかそうなることが難しいという人もいることを知っていてくださいね。

何にフォーカスしているか

自分の思い通りに生きている、という人と周りの人がどう思っているのかをものすごく気にしたり、自分になかなか自信がもてないと感じている人の違いはなんでしょう

 

おそらく、自分が「やりたいこと」と「やらないといけない」ことへの焦点の合わせ方なのかな、とおもいます。

 

思い通りに生きている、という人は「やりたいこと」に照準があっていて

なかなか思い通りに生きていけない、という人は「やらないといけない」に支配されている

 

そんな気がします。

 

ただ「やりたいこと」をやっている人は「やらないといけない」ことがないか、というとそうではなくて「やらなくてはいけない」こともひっくるめて「やりたいこと」があるんですよね。

 

やりたいことを達成するためのステップがやらなくてはいけないことだから必然的に普通に取り組んでいる、ということ。

 

過去記事:「人は自由に生きられます。ただし自分で責任をとれる範囲でね」

 

身体の悩み、心の悩み

タイトルにかいた「猫背」も一緒で、猫背を矯正するといって背筋を伸ばすような運動指導をされてもそれが長続きしないという経験をされた方も少なくないと思います。

 

猫背が嫌、という人がいるけれど、それは「猫背」といわれる胸椎の前弯が誇張されるような身体的な構造が嫌なのか

それとも、まわりから「あの人って猫背で姿勢が悪いよね」と言われてしまうのではないかという不安を抱えていることなのか

 

その二つでは同じ「猫背」という対象ではあるけれど、実際に取り組むべきところは大きく違う、ということなんです。

 

僕はこういう身体を扱う仕事をしていますが、猫背だっていいと思っています。

本人が自分自身に満足をしているのであれば。

 

もちろん、構造的に負担がかかったりする場所はでてくるし、もっと楽にできるだろうというところはあるでしょう。

 

本人が、今の自分に100%満足しているのであればそこ(猫背)に焦点を合わせる必要はなくて、その状態でいることで負担がかかってしまうだろうな、というところをサポートしてあげるようにできたらそれでいいと思っています。

 

ただ本人が、満足はしていなくてどうにかしたいのだけれどどうしていいのかわからない、ということであれば、それを専門家の立場から自分の領域でサポートしていってあげたらいいのだと。

自分の悩みの種はなんだろう

悩みの渦中にいるとき、その悩みが何なのかはっきりと自分自身がわかっていないというときがあります。

 

最初はある程度明確だったのですが、そこに感情が紐付いてきてグルグルと考えることが多くなり、迷路に迷い込んでしまうような感じ。

 

「自分のやりたいことができない」のが嫌ということと「誰かにコントロールされていること」が嫌ということは違います。

 

「息つく暇もなく忙しい」ことが嫌なのではなくて、「自分のペースが守れない」ことが嫌なのかもしれません。

 

ちょっとそんなところを見つめ直してみる時間を意識してとってみるといいかもしれませんね。

 

過去記事:「悔しいときには悔しがる。悲しいときにはしっかり悲しむ。自分の気持ちを満足させること。」 

 

猫背が嫌、といってロルフィング®のセッションに来られていた方が、いつの間にか猫背を気にしていたということを忘れていたことで、姿勢がドンドン変わっていった、ということも少なくありません。

 

そういう方々が口々におっしゃるのは

「まわりの人のいっていることがあまり気にならなくなった」

とか

「自分のやることに集中できるようになった」など。

 

人間って面白いですよね。

 

まとめ

今のままの自分でも良いところはたくさんあるはずですよ

 

ではまた

べぇ 

 

 

Anatomy for Real Life、始まります。 
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*ARLではアメリカでアスレティックトレーナー(ATC)として活動してきた経験に基づく解剖学的知識とロルフィング®を始めとするボディーワークを実践していく中で育んできた要素をふんだんに盛り込んでいます。

大切なことは解剖学は冷たいものではなく、温かい「人間」を取り扱う学問である、ということ。

解剖学的な知識は大切にしながら、すこし違う視点で物事をとらえ、育んでいきます。

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一人でも多くの仲間に出逢えることを楽しみにしています。

 

それではまた

森部高史

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ABOUTこの記事をかいた人

株式会社 Pono Life(ポノライフ)代表取締役 / Kukuna Body主宰。 「人生の節目に出逢うセラピスト」として多くの方の人生の転機に立ち会う。中高一貫校の英語科教員、部活動顧問を経て、アメリカの大学院に進学しアスレティックトレーナー(ATC)に。アメリカの様々な地域の大学でフルタイムスタッフとして勤務し、2012年帰国。【からだはこころのいれものだから】という考えを大切に、身体と心のバランスを大切にするボディーワーク、ロルフィングを中心に日々クライアントが自分軸で生き、自分自身の人生に彩りを添えていく為のお手伝いをしている。オフィスは麻布十番。2015年より一女の父。