当たり前になっていることを少し手放してみる@ミュージカルアカデミーでのレッスン

先日、ハロー ミュージカルプロジェクト!主催のミュージカルアカデミーさんにお邪魔して、講義をさせて頂きました

ミュージカル俳優の卵達との時間、とっても楽しみにしていました

こちらのアカデミーは、僕たち夫婦をとても良くして頂いたいる方が講師をされているご縁で引き合わせて頂きました。

こちらのアカデミーでは「ボディーワーク」という授業をカリキュラムに加えていて、数人のボディーワーカーが週に何回か訪れてレッスンをする、というものに今回は自分がお邪魔させて頂きました

スタジオで着々と準備をする皆

 

この授業の2週間前に一度、見学に行かせて頂いていたので顔は覚えていてくれたみたい

とても気持ちよい挨拶から一日が始まりました

これが何故大事か、というのも講義の途中でお話しましたね

一番始めにおこなったこと

それは、、、

「座る位置を変えること」

パッと、2週間前の様子と見比べると殆どの人が同じ場所に座っている

多少違うところはあっても、ほんの少し右にずれた、とかその程度

だから最初にやったことは

「今まで座ったことのない場所に、そして周りは隣になったことのない人の場所に移ってみよう」

みんな一瞬「えっ!?」という顔

でもまぁ、移動してみよう!

場所を移動して、いつもと違う人達に囲まれて座って見てみる景色はどうだろう?

この部屋ってこんなに広かったんだ

ここからの景色はこんな風に見えていたんだ

後ろの空間ってどれくらいあるのだろう

いつも後ろを選んで座っていた自分の心境ってどういうものだったのだろう

いつも前を選んで座っていた自分の心境ってどういうものだったのだろう

 

ほんの少し立ち位置を「意識して」ずらすことで、見えてくる物が大きくかわってきます

視覚的に飛び込んでくる物はもちろん、自分の内面にまで

それをどこまで捉えるかは、自分次第

あなたは何を感じ、何を考えますか?

この5ヶ月の変化は何でしたか?

次に行ったことは、グループにわかれての意見交換

「ボディーワークの授業で学んだことは何ですか?」

 

自分の思いや考えを言葉として「表現」する

自分は何を感じていたのかな

どうやったらそれが相手に伝わるかな

普段何気なく行っている、その会話すらも、「自分」と「相手」というものを考え始めたら世界が動き始めます

これもボディーワークの一部だと僕は思っています

お、色々な意見が耳に入ってきましたよー

「正しいと思っていた動きに対して、『これが本当に正しいの?』と考えるようになった」

「自分自身の体調に気を使うようになった」

「痛みが減ってきました」

「免疫がついたというか、体調を崩すことがなくなりました」

「足の形が変わってきました」

 

うんうん

少しずつ、でも確実に何かが刻まれて行っているこの5ヶ月だったんですね!

みんな「ボディーワーク」の授業があって、とっても良かった、そう言ってくれていたのはとても嬉しいです

なぜ普段行っていることが大事なのか

みんなで話をしてもらった後は、少し自分からもお話をさせて頂きました

それは「パフォーマンス」について

自分が伸ばしたい「能力」は何か

「パフォーマンス」を伸ばしたい、と良く言うけれど、実際そこでいう「パフォーマンス」って何だろう

そんなことを色々と意見をあげてみてもらいました

みんな違うことを伸ばしたいと思っている

その時気になっていることが違う

そうだよね!

でも「パフォーマンスをあげる」という一言でまとめられてしまうのってとっても勿体ない!

自分は何を伸ばして行きたいのか

そこを細かく、見つめてみるとより具体的な考えがうまれてきます

5個位箇条書きにしてみて、それを1ヶ月、3ヶ月後、半年後、1年後、、、5年後、なんて見直してみると面白いかも知れませんね!

毎度おなじみパフォーマンスピラミッド

メルマガを読んで頂いている人で、すでに15日分を読み終えている方はご存知かとは思いますがここでも「パフォーマンスピラミッド」についてお話をさせてもらいました

非常にシンプルにしたものだけれど、この考え方が頭にあると、日常の生活や自分の身の回りで起こっていること

自分自身が感じていること、意識していること、というのがなぜ大切なのか、ということがシンプルに入ってくると思うので、最近は至る所でお話させてもらっています

大事になってくるのは「Structure/構造」の部分

そこをいかに広げるか、でピラミッドの大きさは変わって行きます

だからなぜ「挨拶」が大事なのか

「感謝」の気持ちが大事なのか

そういったこともお話させてもらいました

様々な業界で「一流」といわれるひとと「そうでもない人」との差というのもお話しましたね 笑

あと、アカデミーでは伝え忘れてしまったのですがここには、自分自身を支える為の

「食事」「睡眠」なども入ってきます

「ご飯食べてこないままに、ハードなレッスンをこなしていく「強さ」(次の階層ですね)はのっかってきません」

もちろん食べる物も大切になってきます

ファーストフードやコンビニ食、スナック菓子ばかりになっていませんか?

「夜更かしして、寝ないでレッスンに来ても、上に乗ってくれる物はなにもありません。集中力不足、力が出ない等の理由から土台部分が貧弱になってしまうから」

この土台となる「構造」の部分が貧弱であればある程、パフォーマンスは伸びませんし、安定することもありません

より大きな幅へと広げて行く為には、人間的な幅を広げて行くことと言われるのはこう言った考え方があるからです

(この文章だけ読んでいても???という方もいらっしゃると思いますが、アカデミーで僕の話を聞いてくれた子を対象に書いているのでご了承ください!)

なので、アカデミーの子でこれを読んでくれた子は「睡眠」「食事」その他諸々のことも「構造」の部分に入るんだよ、ってクラスメートに教えてあげてください。このブログのリンクを教えるのでももちろんOK!

ここまでで大分長くなってしまったので、実際に身体の「感覚」についてレッスンで行ったことは次回のブログに書こうと思います

それではまた

森部高史

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ABOUTこの記事をかいた人

株式会社 Pono Life(ポノライフ)代表取締役 / Kukuna Body主宰。 「人生の節目に出逢うセラピスト」として多くの方の人生の転機に立ち会う。中高一貫校の英語科教員、部活動顧問を経て、アメリカの大学院に進学しアスレティックトレーナー(ATC)に。アメリカの様々な地域の大学でフルタイムスタッフとして勤務し、2012年帰国。【からだはこころのいれものだから】という考えを大切に、身体と心のバランスを大切にするボディーワーク、ロルフィングを中心に日々クライアントが自分軸で生き、自分自身の人生に彩りを添えていく為のお手伝いをしている。オフィスは麻布十番。2015年より一女の父。