ボディーワーク界の先人であり、南山大学人文学部心理人間学科教授であるグラバア俊子先生の著書。
刊行は2013年で、発売して比較的すぐに購入していたのですが、なぜか読み進めることができず、ようやく今になって読み終えることができました。
五感について、言及することが多くなってきた、このタイミングで改めて手にできたことも非常に面白いです。
最近はARLやセミナーにおいてもお話をしているのですが、僕たちは五感をしっかり使っているのだろうか。
どれかの感覚に頼りすぎているのではないか(現代では特に視覚ですよね)。
中枢神経の発達からみる学びのピラミッドにおいても五感はそのピラミッドの土台をなすものです。
しかし、その部分がおざなりにされている昨今。
自分自身が、五感の中でどれが優位になりやすいのか。
そして、どの感覚を上手に使えきっていないのか。
そんなことを少し認識しておくだけでも、自分に届く情報は大きく変わってきます。
ボディーワーカーはもちろんのこと、人に関わるお仕事をしている方、子供をみる機会のある方にも是非読んでいただきたいです。
名古屋のボディーワーク仲間は先生のクラスに参加されることも多いみたいで、非常に羨ましいです。
僕の母校は先生が教鞭を取られる南山大学と姉妹校だから、東京でもしてくだされば是非参加してみたいと思っています。
ではまた
べぇ
それではまた
森部高史