先日、ドイツでのトレーニングを終えてロルファー™になり、先月から渋谷で活動をはじめられた大塚英文さん(ホームページ)
そして僕と同じくATCでロルファーとなり今年から活動をはじめている佐藤耕介さん(耕 – Ko Rolfing® )のお二人と食事をしてきました。
なかなか普段ロルファーと会う機会もないので、せっかくご近所にオフィスをオープンされたのでご挨拶がてらセットアップをしていだきました。佐藤くんどうもありがとう!
二人の共通点:世界一周の経験者たち
二人に共通していることは新しくロルファーとして新しい扉をあけた、ということもそうですが二人とも世界一周を経験している、ということ。
その内容は全く違うもののようですが、すごいことですよね、世界一周。
でも当の本人たちはあっけらかんとしたものです。
そう、ここに当事者と周りの人たちからの認識の違い、ってあるんですよね。
当事者は経験をしているので、それは当たり前になっているということ。
でも電車に乗ったことのない人には、電車の乗り方はわからないものです。
都内の交通システムを知らない人は、戸惑うわけです。
「あんな迷路みたいなところからどうやって目的地にたどり着くんだ!」なんていうふうに
でもやった方からしてみたら「うん、まぁね」みたいなものなんですよね。
多くのことで同じようなことが言えるように思います。
自分の経験を棚卸しすること
これってものすごく大切なことだと思うのです。
とかく僕たちは「これからのこと」にばかり意識が囚われあれもやらねば、これもやらねばとなりがちなところがあります。
でもそれよりも「いままで自分は何をやってきたのかな」を見てあげる時間をとった方が、結果的に「これから」を考えていく上でもとてもプラスになると思うのです。
卑屈になる必要はありません、見栄をはる必要もありません。
いま、ここにたどり着くまでに自分の中でやってきたことがあるはず。
それがなんなのか。
これからが楽しみな二人です
なかなか生態のわからないロルファーという人種(笑)
発信している人が少ないのがその理由の一つだと思いますが、お二人は自分の言葉で発信することを心がけています。
常々言葉にしていることですが、僕はロルフィング®のセッションにはその人の人生観が現れると思っています。
だからたくさん色々な経験をした方が良い。
喜怒哀楽をきちんと表現した方が良い、そう考えています。
事実、 創始者のアイダ・ロルフ博士は25歳未満のトレーニングへの参加を認めていませんでした。
現在もヨーロッパのトレーニングではその基準が守られているようです。
人の身体に触れるということは、その人の人生に触れること。
その覚悟があるかどうか。
25歳の頃の自分にはなかったと思います。
ブログにもお二人の個性が出ていて面白いです。
これからも二人がどのような言葉を紡ぎ続け、その世界観を広げていくのかとても楽しみにしています。
自分も3年前に日本でロルフィング®を始めた頃の文章と今の文章は大きく違います。
お二人も活動を続けていく中でどのように変化していくのかも楽しみです。
もっともっと、自分の考えを自分の言葉で発信していける人が出てきたら嬉しいなー、って思ってます。
お二人ともお忙しい中ありがとうございました!
ではまた
べぇ
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Anatomy for Real Life、始まります。
詳細・お申し込みはこのページ下部をご参照ください!
*ARLではアメリカでアスレティックトレーナー(ATC)として活動してきた経験に基づく解剖学的知識とロルフィング®を始めとするボディーワークを実践していく中で育んできた要素をふんだんに盛り込んでいます。
大切なことは解剖学は冷たいものではなく、温かい「人間」を取り扱う学問である、ということ。
解剖学的な知識は大切にしながら、すこし違う視点で物事をとらえ、育んでいきます。
興味のある方は 下記リンクをご参照ください。
一人でも多くの仲間に出逢えることを楽しみにしています。
それではまた
森部高史