ロルフィング®にはその人が受けるタイミングがあるよね、なんていうことがよく言われます。
誰かに勧められたから受ける、というよりも自発的に受けてみようというタイミングがある、という感じです。
もちろんロルフィングという言葉を聞いたこともない人の方が多いわけですから、そのきっかけは、誰かに勧めてもらうことが多いでしょう。
最終的に決断して足を運ぶまでに時間がかかる、というケースもたくさんあります。
僕自身もロルフィングというものを知ってから実際にセッションを受けに行くようになったのは1年くらい空いていますし、現在Kukuna Bodyに来てくださっている方でも最初の数回は半年に一回くらいのペースで単発を受けていて、それからしばらくたって
「今なら10シリーズを自分が受けられそうな気がする」と言って始められているかたもいらっしゃいます。
タイミングは本当に人それぞれ。
何もかしこまる必要もないし、気になるなら一度受けて体感してみる、というのが一番です。
字面だけ追って頭で理解しようとしても限界がありますし、到底理解することなんて無理。
人は理解したいことを理解したいようにしか理解しないものですから。
それよりも「感覚」として受け取る、ということ。
それが自分の中での資料になります。
そのまま受けてみたいな、と思ったら受け続けてみたらいいし
「うーん、よくわからないなぁ」と思うのなら、無理をする必要も、こちらに気を使う必要もありません。
自分の感覚を信じてあげてみて下さい。
それができるようになっているタイミングかどうか、ということが大きいのだと思います。
感覚を信じるということは自分と向き合う、ということですから。
単発のセッションを受けてから10シリーズを受けてみようとされる方は本当に多いです。
どうしたらいいか迷っている、という方にはまずそれをお勧めしています。
タイミング、ということを大切にする
オフィスを訪れていただく皆さんは、口を揃えて
「今がそういうタイミングだったんだと思います」ということをおっしゃいます。
「もっと早く受けていたら、とも思うけど2年前の自分だったら今感じていることを受けとれていたかどうかわからない」など
本当におもしろいよなぁ、と思います。
昨日もお二人ほど10シリーズを卒業されたのですが、本当に素敵な表情をされていました。
その中で、お一人がセッション終了後にFacebookに書いてくださっていたことが全てを物語ってくれていました。
こんなにも楽な身体の状態があるんだと知れた事は私にとって大きな収穫でした。
身体が楽になると心も楽になる。
でも心がまだそんなに解放できないのに、身体だけ解放されすぎると逆にしんどくなるというのも理解できました。
体だけではなく、心だけでもなく、両方あわせた自分の身体
両方のペースをじっくり自分の中に感じて落とし込んでいくこと。
構造のことだけを考えて理解しようとしても何かが届かない。
心のことだけを追い求めても答えは出ません。
むしろ迷子になっちゃう。
人間の身体ってとっても賢い。
頭で理解できることよりもずっとずっと多くのことを身体は感じ取っています。
「この場所いやだな」とか「ここは居心地がいいな」という『感覚』ってありますよね。
でもそれをなぜか、と100%説明することはできないと思います。
その理由は後付け。
また、体の部分がおざなりになって心の部分だけが敏感、というよりも過敏になってしまっていてもそれは自分を支えることはできません。
この世の中で生きていくために、リアリティを保っているものは自分自身の体ですから、そちらも構造としてひとつきちんとしたものを自分自身、とらえておくこと。
感じることを大切にしながら、自分の体も見つめ直していくこと。
そうすることで、心と体が調和をしはじめ、身体になっていくのだと思います。
そうすることで『仏をつくって魂いれず』にはならないから自分自身の輝きを取り戻していけるのではないかな、って思っています。
昨日10シリーズを卒業されたお二人の女性は、はじめてオフィスを訪れた時とは全く違い雨、本当にさらに素敵な表情を浮かべるようになりました。
そういう形で、人生をサポートさせていただけることはとても名誉なことであり、特権であるな、と感じる今日この頃です。
今日ももう一人、卒業を迎えられます。
うーん、楽しみ!
まとめ
この仕事、大好きです!
ではまた
べぇ
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Anatomy for Real Life、始まります。
詳細・お申し込みはこのページ下部をご参照ください!
*ARLではアメリカでアスレティックトレーナー(ATC)として活動してきた経験に基づく解剖学的知識とロルフィング®を始めとするボディーワークを実践していく中で育んできた要素をふんだんに盛り込んでいます。
大切なことは解剖学は冷たいものではなく、温かい「人間」を取り扱う学問である、ということ。
解剖学的な知識は大切にしながら、すこし違う視点で物事をとらえ、育んでいきます。
興味のある方は 下記リンクをご参照ください。
一人でも多くの仲間に出逢えることを楽しみにしています。
それではまた
森部高史