目次
鍼灸師/スポーツ関係 Mさん セッション9 感想
さて、前回色々な思いを告白してくれたMさん
その続きのセッションです、ご覧ください
セッション9 下半身の統合
残り2回となってしまいました。寂しい気持ちで一杯です。
いつもは着替えて準備が整うと、定位置について、「立ってどう?歩いてみて…」、と始まるのですが、
今日はべぇさんに
「あと2回になりました。セッション8の感想読んで、大きな変化あるのかな?ってすごく期待しているような、なかったらどうしよう、みたいな不安な気持ちも見えるような内容だったんだけど、大きな変化って、どんな変化を期待しているの?」
と聞かれました。
改めて聞かれると、なんだろう?一瞬考えました。
ロルフィングに求めていた物
ロルフィング始める時から私は姿勢や体調と言った身体そのものよりも、心、感情と言った内面の変化を求めている。
大きな変化が現れる、って何をそんなに期待していたんだろう?
その時の答えは、「何か一枚皮がむけるような、殻を破れるような、パーっと拓ける何かかな。」
べぇさんは、にこにこしながらふんふん、とうなずいていました。
べぇさん曰く、大きな変化を求める人は、その人自身の中に何か大きな問題(思い当たる節が…)を抱えていて、それを変えたいんだけど、何か他のモノの力を借りて変わりたいと思っている。
変化っていうのは多分少しづつ表れるもので、急に大きく何かが変わることはない。
ある意味、10セッション終わって初めてスタートラインに立つとも言える訳で。
1~10で、変化に気づけない人もいれば、途中でポン、と変わる人もいる。色々だけど、うわ!って驚くほどの変化はそんなにない。
確かにおっしゃる通りです。私もすこしづつ、変わったかな?変わってないかな?変わった気がする、と気づくようになった訳だし。
セッション9の前後でどうなるか、楽しみでした。
立った状態
真ん中にある軸はなんとなく意識できるようになってきた。
けど、前後のブレがあるように思えて、それは何気なく立っているときに感じる。少し斜め前のめりになっているということ。
下肢の内側に力が集中していて、特に足底は、アーチの内側、拇指で体重支えていて、外側に乗っていない。
立っていて、相変わらず左足部が外側向いているのが気になる。身体の一部じゃないみたい。
歩いてみて
前よりしっかり歩けていると思う。
特に違和感もないし、気づくこと、感じることもなかった。
ベッドに寝て
エナジーワークする時、今日は本当に本当にびっくりしました!
まず、寝た瞬間、お腹がズ―ンと下の方に沈んでいく感覚がありました。これは今まで感じたことがありません。
そして、いつもはべえさんがどのあたりに立っているか、なんとなく気配で感じることもあれば、気付かないこともあったりするのに、今日はもの凄く身体が敏感に反応しました。
しかも一人マシンガントークしているのに、べぇさんのエネルギーをはっきり感じられたのです。
誤解を招かないために説明しますが、マッサージを受ける時に施術者の手が暖かいと、触られた部位も少し厚く感じる感覚ありますよね。
その温かさ=エネルギーを感じ取れたというか、人がもの凄く近くにいたら眼を閉じた状態でも、集中すれば誰でも気配を感じられると思うのですが、そんな感覚です。
べぇさんのパワーが増しているのかと思うのですが、ご本人はいつもと同じ、とおっしゃるので、私の感じ取る感覚がいつもより鋭かったようです。とても敏感になっているようでした。
上半身のワーク
今日は上半身のワークだけど、右は膝からスタート。
徐々に骨盤の方に移動して、骨盤の内縁、側腹、肋骨、みぞおち、横隔膜、大胸筋、背筋
→脇、腕、前腕、手背、手掌。
手掌と手背、前腕が所どころ痛かったです。
上半身やっている最中に、足がグーンと伸びていくのが分かります。
上半身が緩んで行くのもあると思うけど、そうではなくて、ハム、お尻の緊張が取れて、股関節、膝、に隙間が出来て、足の指先までリラックスしているのを感じるし、見ても分かります。
何回も頭起こして、自分の身体を確認してしまいました。
顔も右だけダラーンとしていくのが分かります。
右が終わって、足先見ると、左は指の先まで緩んでいるので、真っすぐ、左は緊張が取れていないので、指先までクッと反っています。
立ってみると、右にズン、と乗れて、左はふわふわ、べぇさんも、「横から見ても分かるよ」と。
で、一応正面から見て貰ったら、いつもながら右と左で顔が全然違う!と驚いていました。見ていないけど、自分でも実感します。
続いて左側。
左は足先から。骨間部痛かった。。。内容は右とほぼ同様。
左前腕やっている時に右足、前脛骨筋と足部の辺りが緊張してきた。
身体の繋がりって不思議ですね、とべぇさん。
なんか顔に力入るから、入らない様に抜いてみる。
口楽にして、舌も力抜いて、目を落とすワークをやってみたらちょっと楽になった。
首の緊張とかも抜けるのが分かります。
呼吸をする時に、初めのころ言われた風船を膨らます、しぼませる、を思い出してやっていたら、息を吐き出したあとに、ずーっと足先まで、足の付け根から足先まで、内側を波打つような、ゆらゆらーっと力じゃないけど、何かしらが伝わっていく感じがしました。
1回目は勘違いかな、と思ったけど、何回も何回も。
最後の仙骨と背中触られているときも、仙骨だけでなく、もう少し下の方までドクドク動く感じが波及していたみたいです。
終わって
なんなんだ、今日はーーーーーーーーーーーーー。
ゆっくり起き上って立ったらすごく楽。
べぇさんも立った瞬間、「顔が全然違う。目がキラキラしてる!」って驚いていました。
「何かが落ちた感じ」
私もそんな感じでとっても気分爽やか、そして、跳び跳ねたい位心がウキウキ。
歩いたら更にびっくり。だってもの凄く足元が安定していて、今までと全然違う。
歩幅いつもより広く、早く歩いているんだけど、感覚はスローモーションのようにゆっくり、
ぶれずに片足ずつしっかり支持出来ていて、身体を運んでいる感覚。
足付いた時の安心感、安定感が半端ない。ずし、ドカッという騒がしいものでもなく、さっさ楽に歩ける。
椅子のワーク
背骨の動きを出すワーク。
丸椅子に座って、頭を上下に動かしたり、斜め向いた状態で上下に動かしたり。
初めは座っていて、重心が左の坐骨に乗っている感じがあったけど、足全体で支えるように意識して、続けている内に戻りました。
もう一回歩いてみると。。。。
目線が定まらないで泳いじゃう。
べぇさん曰く、視野が広がったから。
正確には視野は変わらないんだけど、目に入ってくる情報が多くなった=広くなった。
自分で気づける範囲が広がったということ。
なるほどー。
もうひとつはターンの仕方。なんか前と違うけど、違いが分からない。何だろう?何が違うのか?
べぇさんに聞くと、前はもっと切り返しが早かったそう。
自分では今の方がくるっとまわっていて早い気がするんだけど、それもちょっと違うらしい。
空間の認知力が上がったというか、前は壁ギリギリまで歩いて、ぶつかりそうになって初めて方向転換していたのが、今は壁よりだいぶ手前でターンする用意をしているからくるっと大きく回れているのだそう。
全然気付きませんでした。
前回、前々回はまだ首の上に頭が乗っている感じがなくて、首もグラグラ、少し不安だったのが、頭がのっかってるという感覚が分かる。
安定感があって、グラグラしない。腕も自然と触れていて、身体に無駄な力が入ってない。
セッションを終えて
私もべぇさんも、「今日がkey sessionだったかんじだね!」と合意しました。
府に落ちることが多かったし、身体の内部で起こっていること、変化を感じ取っていた私にべぇさんも満足げ。
私はこんなにも何かを感じ取れるのか不思議でしょうがないセッションでした。
内面と言うよりも、身体そのものの変化、エネルギーの流れ方のようなものに今日はとってもとっても敏感だった。
細胞レベルまではいかないし、まだスペースが出来るという感覚はないのだけれど、身体の外側で感じる感触だけでなく、内部の触角が目覚めたとでもいうのでしょうか。
いつもだけど、今日はトークも楽しく、というか一人喋り続けて興奮状態が暫く続きました。
後半、漸く気持ちが静まり、「あー、やっと静まった」と言ったら、べぇさんに「自分で気付けてますね」って。
あらゆること、身体の位置、感覚に気づくようになったことに気づけたセッションでした。
帰る時、マンションの外階段の上に立って、初めて、六本木ヒルズ見えることに気づきました。
今までどれだけ下を向いて歩いて、視野が狭かったんだろう。
さぁ次は最後のセッション。
これで終わりと思うと・・・・。
ロルファー® べぇ コメント
「変わりたいな」って思う事
それってとっても素敵な事だと思う
だけど、何で変わりたいか、ってなんとなーくは思っていてもその理由ってはっきりわからなかったりする
そしてそんな時が一番もやもやして、落ち着かない
多分皆さんもそんな経験ありますよね
今回ありがたいな、って思ったのはMさんには10回のシリーズを受けて頂いているだけではなくて、こうやってモニターとして毎回体験談を書いてもらっているからより詳細に自分自身と向き合ってもらう事ができたし、その感じている想いを僕も普通のセッション以上に感じる事ができた、ということ
僕がやった事は何も特別ではなくて、いつもと同じ
ただ今回はMさんが「そこにあるもの」に気づいたのかな
それがただただ、何よりも嬉しいセッションでした
次は10回目、卒業です
これを書いている時には実は既に10回目も終了しているのですが、さて、どのような感想を頂けるか楽しみにしたいと思います
それではまた
森部高史