物の言い方、伝え方

伝える場

 

株式会社Reach主催のSports Medicine Conference(SMC)に参加していたという事は前のエントリーで書きましたが、この大阪滞在中に感じたことをすこしまとめておきたいな、とおもいます

 

SMCでは多くの学びの場であると同時に、アメリカ時代からの仲間や、日本に帰ってからの仲間との再会であったり、また新たな出逢いの場であったりもします

 

基本的には前に進む、これからを繋げていくというポジティブな力にあふれている場だと思います

 

 

スピーカーの方々には、長年の交流がある方々も少なくありませんが、皆さん一線で活躍されている方々ばかりですので、その内容も大変勉強になります

 

同時に「どのように伝えるか」ということを常に意識されているので、僕にとっては非常に分かりやすいものがとても多く、非常に参考になりました

 

また、その点で非常に思案をされているのだろうな、ということも伺えその姿勢が何よりも勉強になりました

 

これからも多くの場に顔を出して、吸収できることはどんどんと吸収していきたいと思います

 

こういった場を提供してくださった株式会社Reachの皆様、ありがとうございました

 

 

大きな歯車の中で

 

SMCが終わった翌日は、自分が今度はセミナーをする番となり、今回は「足部・Foot」についてお話をさせて頂きました

 

以前のエントリー(「立ち止まる勇気、やりきる強さ」)でも書きましたが、インプットをしたのであれば、アウトプットをする場を設けることと言うのがとても重要だと僕は思っています

 

その道でプロとして進んでいくのであれば、その知識や技術を必要としている人達に伝えていく、ということはもうこれは責任であり義務だと思っています 

 

 どんなに著名な方のセミナーに行こうが、良く知られている資格を取ろうが、自分の中だけで完結させていては何も意味がないと思うのです

 

僕たちは社会という大きな歯車の中にいます

 

その役割を忘れて、自分だけの世界に足を留めていては、社会の構成員としての役割と責任を放棄していることになると思います

 

今回のセミナーにご参加頂いた皆さんは、理学療法士、ピラティスインストラクター、パーソナルトレーナー、アスレティックトレーナー、またそれを勉強されている方々の総勢14名

 

自分のATCとして、またロルフィングを通して感じて来た中で、大切だなと思っている所を、なるべく大事に、かいつまんでお話をさせていただきました

 

説明が足りなかったかなと思う所もあり、もっとこう伝えたら良かったのではないかなと思う所もたくさんありましたが、参加された皆さんからは楽しかった、わかりやすかった、というお言葉を頂けた事が幸いです

 

 セミナーにご参加頂いた皆様

 

どう伝えるか

セミナーが終わってから、食事に参加者の方々数名と行ったのですが、その際に

 

「今まで多くのセミナーに行って来たけれど、森部さんのはとてもわかりやすかったです。何を意識しているんですか?練習とかしているんですか?」

 

という質問を受けました

 

僕が答えた事は

 

「自分だったら何を知りたいかな、どのように伝えて欲しいかな」を考えています

 

ということ

 

これはセミナーに限らず、クライアントさんや患者さんを見ているときも同様だし、テクニックうんぬん、ではなく日常生活で人に対してどのように接するかと同じ事だと思っています

 

もちろん場数を踏んでいく中で、洗練されてくる物もあると思います

 

でも、「自分自身」という個人を看板でやっている方は、毎回クライアントさんと関わっているときはプレゼンの場なんですよね

 

そこでどう上手く伝えていくか、と常に意識していれば必然的にプレゼンは上手くなってくるのだと思います

 

自分が言いたいことだけを言っていませんか?

伝えたつもりになっていませんか?

相手は何を求めていますか?

その言い方で、相手の懐にはいっていけますか?

それを伝えるのはなぜですか?自分のため?それとも相手のため?

相手の事を思わず、自分が伝えたい事を押し付けていて伝わりますか? 

 

受講したセミナー、そして自分が行ったセミナーで自分自身が感じた事

そしてフィードバックを頂いた事に感じたこと

また、セミナー後にとある場所から頂いたメールでの物の言い方に関して感じた事がとても多くあったこの3日間の締めくくり

 

きっといま、自分自身に「コミュニケーションとは」という表面上のものではなく、深い意味で人と人との繋がりにおいて、考えなさいと問われているタイミングであったのではないかな、と思っています

 

 

 

 

それではまた

森部高史

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ABOUTこの記事をかいた人

株式会社 Pono Life(ポノライフ)代表取締役 / Kukuna Body主宰。 「人生の節目に出逢うセラピスト」として多くの方の人生の転機に立ち会う。中高一貫校の英語科教員、部活動顧問を経て、アメリカの大学院に進学しアスレティックトレーナー(ATC)に。アメリカの様々な地域の大学でフルタイムスタッフとして勤務し、2012年帰国。【からだはこころのいれものだから】という考えを大切に、身体と心のバランスを大切にするボディーワーク、ロルフィングを中心に日々クライアントが自分軸で生き、自分自身の人生に彩りを添えていく為のお手伝いをしている。オフィスは麻布十番。2015年より一女の父。