不安の原因

こんにちは!
現在、京都にきています
市内から少し離れた所なので空気は綺麗でとてものどか

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生活に本当に必要な事ってなんなのだろうな、とこういう所に来ると考えます
やはり自然の力は偉大ですね
今回、京都にいる間に、ある家の補修のお手伝いをしています
さしづめ、夏休みの自由工作といったところでしょうか

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足場を下から組んでいって、最終的には地上10mくらいまで、ドンドン上に足場を組んでのぼっていきます
こういった本格的な作業をするのも10数年ぶりだったのですが、自分は昔かなりの高所恐怖症だったんですね

小さい頃はそれこそ自分の背よりも高い所が怖い

椅子の上にすら怖くて立てない位でした

そしてそれは、幼稚園の年長時にスキー場でリフトから落ちた事により更に拍車がかかります
不幸中の幸いで、前日にかなりの雪が降った為に全く怪我は無かったのですが、心には深くダメージをうけまして、そこから長い事リフトには乗れなくなってしまう程

高校、大学生位になるとある程度は大丈夫になっても、ビルの屋上から柵の向こうを覗くだけで足がすくんでしまっていました

そして今回の作業

どうなるかなー、と思っていたのですが案外平気

最初に気づいたのは5ー6m位の高さで、パイプの上に立って景色を眺めていた時
高い所で、足場も丸い鉄パイプだからかなり不安定

だけど、自分の中にある安定感のようなものを感じていました
視線はまっすぐ遠くの山に

だけど同時に自分の足先までしっかり感じる事ができていたんですね

昔、高い所が苦手だったのは自分の身体がどこの位置にあって、どう動いているか、といった事を感じられていなかった
だから怖かったんだな、と今になって自分自身納得できました

自分の身体がしっかりとコントロール出来ていれば、何も怖い事なんてないわけです

良く物事で不安に襲われたり、心細くなったりすることがあります

よくよく考えてみると、その不安感や生まれる恐怖心は

「なんだか良くわからないから」

と言うことが実は多いように思います

良くわかっていないから不安になる

 

では、一度じっくり考えて
何が問題なのか

何によって不安になっているのか

じっくり考えてみると、問題が具体的になって、それへの対処法もみつけていくことができます
そうなると、先ほど迄感じていた「漠然とした不安」というのはなくなっていきます
昔の自分は、自分の身体がどうコントロールされているのかわかっていなかった

だから
「高い」=「怖いもの」

となっていたんだと思います

未だに自分の身体がどう動いているかを感じられていなかったら、今回も未だに高さが怖くて全く役にたてていなかったかも知れません

そう思うと自分にこういった感覚を教えてくれたロルフィングには本当に感謝です

身体のバランスだけでなく、僕にとっては心の、そして人生のバランスも教えてくれました。本当に出逢えて良かった。

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人間も、こういった足場も土台が決まっていないと不安定になり上に行けば行く程グラグラとしてしまいます
そうすると、本当なら気にしなくて良いことにも神経を使わなければいけなくなってしまいます
だから足場はしっかりと固まっている方がいい
(頑固であれ!と言っているのではありません!)

皆さんはどうですか?

自分の足元、感じられていますか?
感じようとする時にだけ感じられるのではなくて、何か他のことをしていても自然に、無意識に自分の足元を感じ続けていられたら素敵ですね!

 

それではまた

森部高史

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ABOUTこの記事をかいた人

株式会社 Pono Life(ポノライフ)代表取締役 / Kukuna Body主宰。 「人生の節目に出逢うセラピスト」として多くの方の人生の転機に立ち会う。中高一貫校の英語科教員、部活動顧問を経て、アメリカの大学院に進学しアスレティックトレーナー(ATC)に。アメリカの様々な地域の大学でフルタイムスタッフとして勤務し、2012年帰国。【からだはこころのいれものだから】という考えを大切に、身体と心のバランスを大切にするボディーワーク、ロルフィングを中心に日々クライアントが自分軸で生き、自分自身の人生に彩りを添えていく為のお手伝いをしている。オフィスは麻布十番。2015年より一女の父。