自分のロルフィング®体験記 セッション1

先日、ひょんな事からアメリカでアスレチックトレーナーとして働いていた時に書いていたブログを読み返す機会があったのですが、その中で自分がロルフィングの勉強をし始める前に、10シリーズのセッションをうけた感想というのが毎セッション分あったので毎日ひとつずつあげて行こうと思います

 

ロルフィングが何なのか分かっていないなりに頑張って書いていたっぽいので恥ずかしくもありますが、多分何かしら伝わるものはあるだろうし、自分自身にとっても何か良い気づきになるかな、とも思うのでこちらにも残しておこうと思います

 

覚え書きのようなものだったりもするので、いつも以上につたない文章になるとは思いますがその点はご容赦ください

 

以下、そのエントリーの転載です

 

2009年1月15日の記事。もうそれだけの時間がたったんですね。
感慨深いです

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先のエントリーに書いたように、色々と考えた結果Rolf InstituteでRolfingを習う事になったのですが、実際に出願する前、Rolfingの10セッションを実際のクラスが始まる前に受けておいた方が体の感覚も代わるというアドバイスを受けたので、Rolferを探していました

 

自分の住んでいる町にはいなかったのですが、湖を渡ったVermont州にいるということで12月中旬に連絡をとり、昨日がその初日でした。

 

そのRolferは過去に様々な国で生活をしていたバックグラウンドがあり、話しやすく、色々と教えてくれました

 

先述のように、Rolfingは10セッションからなっています

 

それぞれのセッションにゴールがあり、詳細は以下(Wikipedia参照)

 

* 第1セッション 深い呼吸を楽にできるようにする。後に続く変化への準備となる。

* 第2セッション 大地にしっかり立つ足を作る。足裏の機能的なアーチを引き出す。

* 第3セッション 体側ラインの確立。前後の空間的広がりを引き出す。

* 第4セッション 骨盤内構造の調整。ミッドラインの確立。

* 第5セッション 腹部・胸部のスペースを拡げる。内臓空間の解放。

* 第6セッション 背骨・仙骨を自由にする。体軸構造の確立。

* 第7セッション 頭部・頸部のバランスを取る。

* 第8セッション 上半身或いは下半身の繋がりと統合。静的バランスの確立。

* 第9セッション 下半身或いは上半身の繋がりと統合。動的バランスの確立。

* 第10セッション 全身の水平性の確立と統合。

 

最初の3セッションは表層部にアプローチし、次の4セッションで深層部、最後の3セッションで統合をしていく、というもの

 

本日は「呼吸」

 

最初に、怪我等のヒストリーをとり、その後立ち姿勢を前面、側面からチェック
そして歩行をチェック

 

立ち姿勢、歩行に関して基本的なアラインメントにめだった問題なし

 

ということでまずは太ももエリアに軽くアプローチ

 

左右で5分ほどアプローチしてもらったら、股関節の伸展がスムーズになりアーチへの体重の乗り具合も少し変わり、これには驚きました

 

テクニックとしてはこぶしや、前腕を使って、怪我や姿勢などの癖により寄ってしまった筋膜という広がったシーツの皺を伸ばしていく感じでしょうか

 

時にRolferの指示によって能動的に体の部位を伸ばして行きます

 

次に上半身右側から

 

前腕、肩周り、から胸部にかけてのアプローチ

 

右肩の脱臼歴があるので動きが制限されているのは常々感じておりそれは施術をされている時にも痛みとして感じました

 

「痛み」とかきましたが、施術をされているとき部位によってはUncomfortable(心地よくない)と感じる事もあるとおもいます。

 

ただそれは術者に言えば調整してくれるようで、このRolferも声をかけてきてくれていました

 

ひとたび右側の施術を終えて、深呼吸

 

すると、明らかに右側へ入る空気量が違う

 

中で風船が膨らんでいるような感じ
再び驚き

 

そこでの感想を述べて今度は左側

 

驚いた事に、左側の方が右側よりも制限されており、痛みも大きかったです

 

そして右側とは少し違ったアプローチをしてくれたのですが、これにより今度は左側にさらに大きな風船が入ったような感覚

 

最終的に再び右に戻り再調整

 

最後に首にアプローチをしてもらい、今日の施術は終了

 

時間にしてあっという間の1時間30分でした

 

普段は1時間くらいらしいですが、最初の質問タイムや自分が常に質問を投げかけたりしていたのでちょっと長くなってしまった模様。でも嫌な顔ひとつせずにとても丁寧に色々と答えてくれました

 

自分がこういう仕事をしており、くしくもRolf Instituteのクラスを夏から取れる事になった日でもあったので話も弾みました

 

このRolferに言われたのですが、やはりこういう仕事をしているからか、体の反応がすごく良いし動作への理解が早いとのことでした

 

体のことを専門にしていなければわからないことや不思議に思うことも沢山あるのかな、とはおもいます。

 

こういう仕事をしていても「ほぉーーー」と思うことは満載でしたし、何より刺激的でした

 

それに効果を感じられることができるのが何よりもすごい

 

次のセッションは2週間後

 

今から楽しみです
これによりこの夏からのクラスがさらに楽しみになりました

 

お値段は1回大体100ドルー120ドルくらいが相場のようです

 

10セッションなので、それなりの額にはなりますがこれを高いと思うか安いと思うかはその人の価値観だと思います

 

効果のほども長期の持続性が望めるために、10セッションのあとは半年から1-2年位の感覚でPost 10 Seriesという単発的なものを受けて調整すると言う形になるそうです

 

創始者のIda Rolfは

 

「ロルフィングを受ける前のあなたの身体を、フォード車だとしましょう。
そうするとロルフィングを受けた終えた後のあなたは、ジャガーです。
ジャガーの自動車は、整備が必要になったりするかもしれません。
しかし、ジャガーはフォードになることはないのです。」と言ったそうです

 

自分にはその価値は十二分にあると感じられた最初のセッションでした

 

セッション感覚は1週間に1回から1ヶ月に1回位のペースで受けると良いとされてるようです

 

自分は基本的に2週間に1回のペースで受けていく予定です

 

これから自分の体がどのように変化して、感覚がかわっていくのか楽しみです

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それではまた

森部高史

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ABOUTこの記事をかいた人

株式会社 Pono Life(ポノライフ)代表取締役 / Kukuna Body主宰。 「人生の節目に出逢うセラピスト」として多くの方の人生の転機に立ち会う。中高一貫校の英語科教員、部活動顧問を経て、アメリカの大学院に進学しアスレティックトレーナー(ATC)に。アメリカの様々な地域の大学でフルタイムスタッフとして勤務し、2012年帰国。【からだはこころのいれものだから】という考えを大切に、身体と心のバランスを大切にするボディーワーク、ロルフィングを中心に日々クライアントが自分軸で生き、自分自身の人生に彩りを添えていく為のお手伝いをしている。オフィスは麻布十番。2015年より一女の父。