アシスタントをするロルファー®の一人として
言わずと知れたアナトミートレインの著者として知られるトーマスマイヤースのWSにお手伝いとしてお声かけ頂き、10月3日から5日まではセッションをお休みし、ワークショップ会場である明治薬科大学剛堂会館に朝から夕方までおりました
筋膜フィットネス
10月3日は、「筋膜フィットネス」という内容
筋膜とは一体何なのか
筋膜の特性や性質とは
どうしたらその特性を活かせるのか
そのような座学が行われました
筋膜ってここ最近一つの「流行」のように使われていますが、その実態というのはまだまだ未知の世界であるところが多いです
筋膜を扱う、という事に関しては他のものよりも1歩も2歩も先を行っており、時間を重ねているロルフィング®ではありますが、創始者であるアイダ・ロルフ博士から歴史的に行われてきたことが、近年の科学でようやくわかってきた、というところもありますし、もしかしたらアイダが思っていた事以上の事が実際には起こっていたり、わかっていなかったこともわかって来ているのだと思います
トムのワークショップの良い所は、普段なかなか見る事のできない新鮮な筋膜の映像をふんだんに見る事ができること
それを見るだけでもWSに参加する価値があると思います
どこか「流行もの」のように扱われ、ちまたで、「筋膜リリース」とうたっている所も少なくないですが、「新鮮な筋膜の映像って見た事ありますか?どういうものですか?」と聞いてみてきちんと納得のいく答えが出せる人かどうか、というのを介してその人は最低限自分がうたっている事がどのようなものか分かっているのか、とリサーチすることも大切な事だと思います
多くの人は、ただやみくもにグイッと押して引っ張ったり押し込んだりという事をしているだけということもあるので、賢く選びましょうね
構造の支点
10月4日と5日は打って変わってハンズオンセミナー
トムが提唱するアナトミートレインの観点から効果的な7つのポイントについての話とそこに対するアプローチの仕方
2日間でこれだけやるのか、というくらいの情報量でしたが参加された皆さんも普段とは違うアプローチとそれで生まれる身体の変化に驚いたり、アプローチの仕方に悩んだりしながら進んだ2日間
僕たちロルファー®は皆さんが練習をしている時に周りを回って、質問に答えたり手助けをしたりしてすごしていました
こういったハンズオンのセミナーで見ていて嬉しく、楽しいのは時間が経つに連れて参加されている皆さんの距離がどんどんと短くなって、最初はシャイだったみなさんもわからなくなると
「べぇさん!わからない!助けて!」
と笑顔で手を挙げて聞いてくれるようになったり、参加者同士で仲良くなっていたり
トムも言っていましたが、異業種の人達が混ざり合い交流し横のネットワークが繋がって行くのもこういったワークショップの醍醐味でもあります
僕も知り合いの知り合いであったり、以前からブログやツイッターを見ていました、と言う方であったり偶然オフィスの側でお仕事をされている方などとの多くの出逢いがありました
このセミナーで扱ったことは、ロルファー®として普段のセッションで使っているアプローチも当然ありますが、少し違うアプローチ方法であったり、それを解剖学的にきちんと構造の説明をするトムの話を聞いていて勉強になる事も非常に多くありました
さすがに世界各国でその国のプロ達にセミナーをずっとして来ているだけあって、話の仕方や質問の答え方などにおいても非常に勉強になる所がありました
参加された皆さんが身体の面白さに触れて、更に世界を広げて行くお手伝いを少しでも出来たのなら僕としてもとても嬉しいです
トムとあうのは今回初めてで、今回のワークショップでも配布された資料のトムの記事のベースの翻訳をさせて頂いていたのですがその文章や今まで見た事のある彼の映像からこちらが抱いていた印象とは全く違うトーマスマイヤースが目の前にいました
文章や映像とは全く違う、優しくて柔らかくて、でも博識で、もちろんこの仕事に情熱と愛情を持っていて、アイダに対する尊敬の念も持っているトム
こうやって直接会って言葉を交わす機会を頂けて本当に良かったと思います
参加された皆さんは今後とも宜しくお願いします!
今回参加できなかった皆さんは是非次回!
そして企画・運営をしてくださりお声かけ頂いたSomatic Systems Corporation 及び Kinetikosのかおりさん、トラビスさんありがとうございました!
今回の時間で共有して頂いた物を、様々な場所で色々な形で還元していけたらとおもいます
それではまた
森部高史