タッチの本質を伝えるセミナー、EPT第一期が5月の連休に行われました。

技術系のセミナーは、帰国してからの5年間でやってほしいとお願いをされることが多くあったのですが、技術を伝えることにどこか違和感を感じていました。
それは、技術がつたわるかどうか、ということではなく「技術を頑張って習得しようとしている真面目な人達であるほど、どんどんと苦しくなっている」という現状を多くの場面で遭遇するようになったから。
それでも何千というセッションを繰り返し、ARLをはじめ、全国で何百というセミナーを行ってきた今だから、伝えられるものがあるという想いから、この「タッチの本質セミナー:EPT」を行っていくことになりました。
技術・知識がいつまでも足りていないと感じている人に知っておいてほしいこと
初日は「技術を追い求めていくとなぜ苦しくなる人が多くなるのか」という観点から、お話をはじめました。
技術、知識はとても大切なものだけれど、それが絶対的なものであったり、技術知識がつけば「自信をつけることができる」と思っている人が陥りがちな落とし穴について。
技術、知識は大切なものだけれど、決して最上級のものではなく、物事の階層からいえば最下層のもの。
その意味を知って、技術・知識を習得するのとそうでないのには大きな違いが生まれます。
触らなくても身体はかわるのに、なぜわざわざ触るのか
触る、ことを主眼においたセミナーではありますが、ちょっとした意識の変え方やこちらからの声がけで、触らなくても身体は変わります。
それなのになぜ、わざわざ「触る」という選択をするのか。
「触る方法」を学ぶのではなく、まずなぜ「触るのか」。
当たり前すぎて疑問にも感じていなかったことを再確認する時間を大切にしています。

身体は簡単にかわる、難しくしているのはいつも自分
この2日間の講座でお伝えしていることは、身体を自分たちが変えようとするのではなく、身体は変わる、ということ。
何かを足していくのではなく、今ある自分の中にあるものをどう活かしていくか。それが大きな成果や結果をもたらし、自信にもつながり、信頼関係にも繋がる、ということ。
2日間という長いようであっという間の時間。
- クライアントのより大きな幸せを考えられる方
- 技術知識に追い回されている感じがする方
- 技術知識をつめば自信につながると思ってしまっている方
- もっと身体が持っている力を知りたい方
- セラピストとしての自分に向き合いたい方
2期、3期でお待ちしています。
それではまた
森部高史